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隠れ名盤紹介 その2

Andreas Oberg 「Young Jazz Guitarist」

 元サッカーイングランド代表のベッカムみたいな顔したイケメンギタリストがリーダーの作品。ちなみに、お名前の「O」はウムラウトだと思うのですが、表記の関係でこうなってしまうのはご容赦下さい。

 一般的にはほとんど無名なメンバーだと思いますが、とても素晴らしいパフォーマンスで、全体的にバカテク集団ですね。こんな人たちですらメジャーになれない、ジャズ界の広さなのか、恐ろしさなのか、なんと言って良いものか。

 

 サヴォイ、オルフェ、センチメンタルムード、チュニジア、ヌアージなどの超有名曲や、チェロキーの進行を使ったオリジナルや、普通にオリジナル曲等、バリエーションにも富んでいて飽きさせません。

ちなみにリーダーのAndreas氏、ピアノのMarian Petrescuとは親交が深いようで、Marianリーダーのピアノカルテットにも参加しています。

 

 ピアニスト目線ですと、このMarianはピーターソンの影響を受けたスーパー超絶技巧ピアニストですが、このアルバムではあくまでサイドとして腹6分くらいで控えめな演奏をしています。この人の本気が聴きたければ、彼のリーダー作品を聴けば良いです。(そのうちここでも扱いますか。)が、あまりにピアノが派手な上、一歩間違うと元祖のピーターソンが聴きたくなるので、グループとしてのバランスを考えると、こちらの作品に軍配が上がるように思います。

 

 話を戻しますが、個人的にはオルフェの清々しい演奏が特に好みです。ギターの技術的なことや系譜等は分かりませんが、超絶ギター主導の正統派ジャズを聴きたい場合はおススメです。

 

1.Stompin' at the Savoy

2.Le Q Theme

3.My Kind of Bebop

4.Helen

5.Flamingo

6.Samba De Orfeo

7.September Blues

8.In a Sentimental Mood

9.Gee Bee

10.A Night in Tunisia

11.Nuages

12.Blues Jam

Andreas Oberg:Guitar

Marian Petrescu: Piano

Jorgen Smeby:Double Bass

Robert Ikiz:Drums

Milano Jazz Dance Combo 「Milano Jazz Dance Combo」

 なんだか、メンバーとか、経緯とか、詳しいことは分かりませんが、とにかくノリノリ。夏にぴったりなラテン系ジャズです。というか、基本サンバ。 サックス、トランペット、ボントロの3管とリズム隊(ピアノ、ベース、ドラム/パーカッション)の編成。 ピアノは結構交代しているようです。

 

 ほとんどの曲で交代でボーカルを配しているので、インストが苦手な人でも聞きやすいと思います。逆に、歌モノほとんど聞かない私がわざわざ購入しているくらいなので、その良さは折り紙付きかもしれません笑。

 いわゆる正統派な4ビートジャズを期待すると、全く違いますが、ダンス系のサウンドが好きなら気に入るでしょう。 ミシェル・カミロ・ビックバンドとか熱帯ジャズ楽団とかに近いものもあるかもしれません。

1.MUCH MORE

2.DON'T CRY

3.FEELIN' GOOD

4.JUST IN TIME

5.SAM BLUES

6.GOODBYE

7.BROKEN ROSE

8.OPERBOLE

9.PLEASE DON'T GO

10.TURN UP THE HEAT

11.SWEET LOVE

12.BEAT UNDER MY SKIN

13.CHANGES

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