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隠れ名盤紹介 その10

Jesper Thilo Quintet featuring Hank Jones

 デンマークのテナーサックス奏者、イェスパー・シロのクインテット。ハンク・ジョーンズは改めて紹介するまでもないピアノの翁。

 

 その他のメンバーは、ギターがニューヨーク出身で、デンマークに拠点のあるダグ・レイニー。ベースはヒューゴ・ラスムッセン、ドラムはスヴェン・エリク・ノーレガードというデンマーク出身の二人とのこと。ということで、北欧メンバー中心の一枚。そういうわけで、どこか洗練されたオシャレさ(という曖昧な表現・・・)がある。

 変に奇をてらったトリッキーさや、緊張感のある音使いもなく、非常に心地よく聞ける。そりゃ、ピアノがハンクジョーンズだし、そういう作品にはならないだろう。というのもある。

 曲も、有名どころが多くて良い。4はハンクジョーンズが自身のトリオで録音したものと比べるのもあり。それと、9も中身のコード進行はAll the things you areです。個人的には、10のシャイニーストッキングスが嬉しい。少し緊張感があり、豪快なフォスターとは違う落ち着きがある。ちゃんと♭4つなので素晴らしい。

 

 

1 You Leave Me Breathless

2 Tin Tin Deo

3 Quintessence

4 My Shining Hour

5 Jazz on a Par

6 Chelsea Bridge

7 Somebody Loves Me

8 Ain't Misbehavin’

9 Prince Albert

10 Shiny Stockings

 

 

Tenor Saxophone– Jesper Thilo

Piano – Hank Jones

Guitar – Doug Raney

Bass – Hugo Rasmussen

Drums – Svend-Erik Nørregaard

Gene Harris & Scott Hamilton 「At Last」

 ジーン・ハリスとスコット・ハミルトンの両リーダー作品。ジーン・ハリスはレイ・ブラウンのベース・トリオでピアニストとして活動していますが、あくまで今回はレイブラウンのグループではなくジーンハリスがリーダーのようです。

 

 もしかしたら、スコット・ハミルトンのファンからすれば、この作品は「隠れ名盤」として挙げるまでもないのかもしれませんが、そこはご了承下さい。

 

 中身は全編、ジーン・ハリス特有のご機嫌ブラックミュージックが堪能できます。そこにスコットハミルトンの正統派なテナーが合わさることで、良い意味での幅や変化が出て、ますます楽しくなります。1曲目のブルースが、もう全体の雰囲気を代表しています。

 

 ビバップの緊張感やハードバップの熱気やエネルギーのようなものは無いですが、リラックスして楽しく盛り上がれる一枚です。多分、入手が難しいかもしれませんので、試聴等で気に入られた場合は、配信か、中古で見かけたらすぐに購入されると良いでしょう。

1 You Are My Sunshine

2 It Never Entered My Mind

3 After You've Gone

4 Lamp Is Low, The

5 At Last

6 Blues for Gene

7 I Fall in Love Too Easily

8 Some of These Days

9 Stairway to the Stars

10 Sittin' in the Sandtrap

 

Gene Harris (piano)

Scott Hamilton (tenor saxophone)

Herb Ellis (guitar)

Ray Brown (bass)

Harold Jones (drums)

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